なるべくしてなった！？あの2015流行語大賞の真相。

ついに2015年の流行語大賞が発表されました。

結果は、


「トリプルスリー」 「爆買い」


の2つが年間大賞となりました。

ここ数年は、14年の「ダメよ～ダメダメ」、13年の「じぇじぇじぇ！」「倍返し」「今でしょ！」、12年の「ワイルドだろぉ」など、芸能ネタが入っていましたが、今年は少しテイストが変わりましたね。

個人的には、「安心して下さい、穿いてますよ」押しだったんですが（笑）

「トリプルスリー」は、プロ野球の1シーズンで打率3割、ホームラン30本、30盗塁以上の成績を表す言葉で、今年は福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手と、東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手の2選手が達成し、どちらのチームもリーグ優勝を果たしました。

この「トリプルスリー」は日本プロ野球の長い歴史の中でこれまで10人しか達成しておらず、2人同時達成は史上初の快挙の快挙だそうです。選ばれるのも納得ですね。

さて、もう１つの大賞「爆買い」。

ニュースでよく聞きましたよね。ちなみに皆さんは「爆買い」って何？って聞かれたら何て答えますか？

多くの人が、主に中国からの旅行客がドラッグストアや家電量販店で、医薬品や化粧品、お菓子などを大量に購入すること。と答えられると思います。

この「爆買い」、そもそもの疑問として、「もっと昔からなかったっけ？」と思われたのは私だけではないのではないでしょうか？


調べてみると、やはり中国人をはじめとする大量購入は2008年頃から目立っていたらしく、2009年にはニュースでも「爆買い」という言葉が使われていたようです。

ただ、新聞等で頻繁に使われるようになったのが2015年に入ってからみたいですね。

じゃあ、何で数年前じゃなくて今になって！？ と思いますが、


実は、平成26年度税制改正の際に、訪日外国人旅行者向け消費税免税制度の改正が行われて、これまで免税対象になっていたのは、家電機器、装飾品、衣類、靴、鞄等に限られていたのが、食品類や飲料類、薬品類、化粧品類などのその他の消耗品について、一定の不正防止措置を講ずることを前提に免税対象とし、平成26年10月から施行されたようです。

この改正の影響もあり、2014年4月1日時点で5777店だった免税店の店舗数が、2015年（平成27年）4月1日時点では1万8779店と約3倍になったそうです。（観光白書平成27年参照)


法改正の影響力ってスゴイですね(^^;;

そう考えると、流行には変わりないのかもしれませんが、”なるべくしてなった流行語大賞”とも言えるかもしれません。

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タグ：流行語　爆買い　中国 トリプルスリー